睡眠不足がもたらす恐ろしさ2 ~生殖機能が低下する~

こんにちは、Sタコンタです。

本日も睡眠不足がもたらす恐ろしさの続きをしてまいります。

今回は、生殖機能の低下です。

最近、パートナーから「性欲がなくなってきたね・・・」と言われてしまったり、
夜の営みが何年もないとか、
昔と比べてずいぶん性欲が減って来たなと思ったりする方もいると思います。

こういったケースでは、
まずは手軽にできることとして睡眠を十分にとることが大事になってきます。

生殖機能が低下するという恐ろしさを理解していただき、やっぱりちゃんと寝よう!
と思ってもらえるよう解説します。

睡眠不足によって男性ホルモン(テストステロン)が減少する

シカゴ大学の実験で、20代の健康な男性に5時間睡眠を1週間おこなってもらい、
1週間後に血中のテストステロンの量を測定したところ、
十分に寝ていたときと比べて、テストステロンが10~15%減少していることがわかりました。

テストステロンの分泌は主に睡眠中に行われますので、当然の結果ともいえます。

テストステロンは、筋肉増強や疲労回復、造血作用、骨密度を保つ働きがあるホルモンの1つです。

もちろん、男性の生殖器の形成や精子をつくる機能にも関係していますし、
さらには精神面の健康(やる気など)にも関係しています。

とても大切なホルモンなのです。

さきほどの実験は1週間だけでしたが、
睡眠不足が2週間、1か月、1年・・・と続けば続くほど、
テストステロンがどんどん減少していき、
「なんとなく不調」、ED(勃起障害)、うつなどにも発展していくでしょう。

 

流産の確率が高まる、卵胞刺激ホルモンが減少する

睡眠不足による生殖機能への影響は、女性にも起こります。

睡眠時間が慢性的に8時間未満の女性は、日常的に8時間以上寝ている女性と比べて、
妊娠3ヶ月以内の流産の確率がかなり高いという報告があります。

また、慢性的に睡眠が6時間以下の女性は、卵胞刺激ホルモン量が20%減ります。

卵胞刺激ホルモンとは、卵胞の発育や成熟に関係する大切なホルモンです。

卵胞刺激ホルモンの減少が続けば、無月経や不妊にまで発展してしまいます。

 

精子の濃度が低くなる、正常な形をした精子の割合が減る、精子の量も減る

デンマークの健康な若年男性953人を対象とした研究では、
睡眠時間が少なすぎる男性は、十分な睡眠をとっている男性より、
精子濃度が29%低く、正常な形をした精子の割合が1.6%少なかった、
という結果が報告されています。

不妊の原因が実は男性でした、ということが十分にありえるということです。

参考
睡眠障害と精液の質の低下との関連。デンマークの健康な若年男性953人を対象とした横断的研究
https://academic.oup.com/aje/article/177/10/1027/101677

 

また、睡眠時間が6時間半未満だと、7時間以上の人より、精子の数が2割も少ないことが分かっています。

参考
NHKスペシャルPlus「あなたの“精子力”は大丈夫?ニッポン“精子力”クライシス」
https://www.nhk.or.jp/special/plus/articles/20180809/index.html

 

精子の濃度が下がり、精子の量も少なくなるわけですから、
精子をつくる睾丸(キャン玉ちゃん)のサイズも大幅に小さくなるようです。

 

まとめ

睡眠不足によって、生殖機能が低下し、男性ホルモン・女性ホルモンの分泌量が減少します。

男性においては、精子の量・形に悪影響をおよぼします。つまり精子の質が低下します。

恐いですねえ。

男女とわず睡眠不足の場合、不妊の確率が上がります。

日本産婦人科学会によると、約10組に1組の割合で不妊症のカップルがいるようで、
睡眠不足が一つの原因にもなっていると思います。
日本は世界と比べても睡眠時間が短いですからね。

十分な睡眠(できれば8時間)をとって、夜の生活を充実させていきましょう!