こんにちは、Sタコンタです。
今日は、換気についての話をしたいと思います。
睡眠を良くしたいのであれば、寝室の換気は必須になります。
しかし、昔の私は全く換気していませんでした。
春先はPM2.5を部屋に入れたくないですし、夏は網戸にしていても隙間から虫が入ってくるし、
秋は涼しくて気持ちいいのでたまにしてましたが、冬は部屋が寒くなりますので、
まあ、ほとんど窓もドアも閉めっぱなしだったわけです。
夏の冷房時や冬の暖房時には、せっかく適温にしたわけですから、
空気が外に逃げないようドアの下に隙間ガードを入れてシャットアウトしているぐらいです。
また、空気清浄機を24時間365日使用しているので、空気が綺麗になっているからOKでしょ、
とそんな感じでした。
そんな私が換気を考えるようになったきっかけ、換気や空気について調べてみてわかった事、
自室の二酸化炭素濃度測定結果などをお伝えしたいと思います。
目次
換気の重要性に気づかされたきっかけ
オランダのアイントホーフェン工科大学やデンマーク工科大学の、
「就寝中の二酸化炭素濃度が低いと睡眠の質が高く眠りが深いという関係が見られた」
という研究結果を見た時に、軽い衝撃を受けました。
完全な盲点でした。
換気や空気について調べてみてわかった事
人間の出す二酸化炭素、タバコと空気
人間は酸素を吸って二酸化炭素を吐きますが、夫婦2人が寝ている寝室(8畳間)で、二酸化炭素がビル衛生管理法の二酸化炭素濃度許容範囲1000ppm(0,1%)を超える4000ppm(0,4%)を超えていたことがありました。人間の出す二酸化炭素の量を考えると、人1人に対して、1時間当たり8畳間1つ分ぐらいの空気を入れ替える必要があります。
たばこを1本吸った場合は、きれいな空気100平方メートルがないと、ビル衛生管理法で定められた二酸化炭素濃度許容範囲1000ppm以下には戻りません。少し余裕をみて換算すると、8畳間5個分程度の空気が必要となるのです。
参照元:
http://www.daito-shijyonawate.osaka.med.or.jp/health/230119.html
文意を損なわない範囲で改変。
空気清浄機
空気清浄機はあくまでも空気の汚れ(花粉、PM2.5,ハウスダストなど)を除去するものであって、
二酸化炭素を減らすことはできない、という事実を知りました。
たしかに、言われてみれば換気機能はないですよね・・・
空気が大事
人間は1時間に6畳間程度の空気が必要ということもわかりました。
また、人が一日に摂取する空気、水、食事の量は、おおよそ次の通りであることもわかりました。
食事1kg
水3kg
空気30kg
これだけ大量の空気を取り込むのなら、食事や水以上に気を遣うべきは空気だよね。
良い空気を取り込みたいなら、まずは換気だよね。
というシンプルな答えを得ました。
自分の部屋の二酸化炭素濃度が知りたい
空気と換気の大切さを知り、二酸化炭素濃度を下げると快眠に繋がるということを理解すると、
自分の部屋の二酸化炭素濃度はどれくらいなんだろう?と興味が湧いてきてしまい、
二酸化炭素濃度計を購入しました。
こちらです。
コンパクトCO2濃度測定器 RAIKEDR
ある日(2021年4月16日、4月17日)の測定結果
早速室内の二酸化炭素濃度を測定してみると、画像の通り、基準値1000ppmに近いことが判明。
ちなみに、私はワンルーム(約12畳)に一人で住んでおります。
あえて換気はせず、翌日に二酸化炭素濃度がどれくらい上昇するかを楽しみに、そのまま就寝。
翌朝起床直後の二酸化炭素濃度は、こちら。
998ppm→865ppmに下がるという思いもよらない結果に。
これは、私の住んでいるマンションは築年数30年以上経っているので、
おそらくですが窓のサッシからのすきま風により自然換気が出来ていたと考察しています。
その後、窓を全開にして約10分換気した結果がこちら。
二酸化炭素濃度が200ppm以上下がり、換気の効果を確認。
また、ワンルームの特性を生かし、窓は閉めたまま、キッチンにある換気扇を回し、
かつ、部屋の壁についている吸気口を開けて約10分換気してみた結果がこちら。
外気の二酸化炭素濃度は約415ppmと言われているので、
ほぼ外気と同じという結果になりました。
強制的に空気の流れを作り、換気するほうが効果が高いということですね。
以上から、簡単なまとめ。
・換気をしなくても、基準値1000ppmを越えることはないので、換気に過敏になる必要はない。
・とは言え、朝晩は必ず換気し、二酸化炭素濃度のより低い状況をキープしていく。
・窓を全開にするよりも、換気扇+吸気口を開ける が私の部屋の場合は有効。
今回は暖房や冷房をつけていない春先の検証結果なので、
エアコン使用時期には、再度、最適な換気条件を見つけたいと思います。
まとめ
二酸化炭素濃度が睡眠に影響を及ぼすという研究結果を知ったことにはじまり、
換気の大切さ、空気の大切さを再認識し、
さらには自分の部屋の特徴にあわせた換気方法を見出すことができたので、
快眠にむけて一歩前に進めたと思います。
よく言われるのは、「最低でも2時間に1回の換気」ですが、
二酸化炭素濃度は住環境によっても、何人で住んでいるかによっても大きく異なってきます。
新型コロナウイルス対策にも有効な換気。
最適な換気をするために、
二酸化炭素濃度測定器で測定することから始めてみてはいかがでしょうか?
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